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監督|キム・ソンス

デビュー作『ラン・アウェイ-RUN AWAY-』(95/未)は、自身の短編映画『悲鳴都市』(93/未)を長編映画としてリメイクし当時の韓国映画界の話題を席巻した。その直後、俳優チョン・ウソンを起用し一気にスターへと導いた映画『ビート』(97/未)『太陽はない』(98/未)を連続してヒットさせ、希望のない“青春”と“アクション”という独創的な分野を構築し頭角をあらわした。彼とともにスター街道を歩み続けたチョン・ウソンと再びタッグを組んだ『MUSA-武士-』(01)は、高麗時代を背景にした時代劇にも関わらず、他とは一線を画す壮大なスケールとアクションで日本でも大ヒット。スタントなしで全てのアクションに挑戦したチョン・ウソンも、男性的ながらも美しいスタイルとあいまって、男性ファンだけでなく女性ファンからも多くの支持を得た。韓国で初めてウィルス感染の恐怖を扱った映画『FLU 運命の36時間』(13)もまた、極限状態にある人々のドラマとスケールの大きな臨場感あふれるビジュアルで描き出し話題を呼んだ。本作では、チョン・ウソンと4度目のタッグを組み彼の更なる魅力を引き出している。

2013『FLU 運命の36時間』 監督
2003『英語完全征服』 制作/脚本/監督
2001『MUSA-武士-』 脚本/監督
1998『太陽はない』(未) 脚本/監督 百想芸術大賞 シナリオ賞
1997『ビート』(未) 脚本/監督
1995『ラン・アウェイ-RUN AWAY-』(未) 脚本/監督
1993『悲鳴都市』(短編/未) 脚本/監督 ソウル独立映画祭 審査員特別賞

プロデューサー|ハン・ジェドク(サナイピクチャーズ代表)

『クライング・フィスト 泣き拳』(05)、『シティ・オブ・バイオレンス 相棒』(06)、『生き残るための3つの取引』(10)とリュ・スンワン監督とは幾度とタッグを組み、最近では『新しき世界』(13)、『無頼漢 渇いた罪』(15)などアクション・ノワール映画を作り続けている。 「『アシュラ』はこんなに楽しかったことがあったかというほど俳優と監督、スタッフたちの意気がぴったり合った作品だ。それが映画にもしっかりと現れて観客たちに伝わると思う」

美術監督|チャン・グニョン

『火山高』(01)、『地球を守れ!』(03)、『カンナさん大成功です!』(06)、『探偵ホン・ギルドン』(16)など幅広い作品を手がける。10年前からキム・ソンス監督とは一緒に作品をやりたいと話していたが、ついに本作で実現した。 「ノワールというジャンル的な特性に合うように『アシュラ』の美術コンセプトはブラックだった。これはカラーを意味するブラックではなく、全体的に感じられる雰囲気からブラックを生かすために照明を暗くして色を節制して強いコントラストに重点を置いた」

武術監督|ホ・ミョンヘン

『オールド・ボーイ』『ARAHAN アラハン』(04)など多くの作品に俳優として出演。武術監督として、『グッド・バッド・ウィアード』(08)で大韓民国映画大賞/視覚効果賞を受賞するなど韓国アクション映画にはなくてはならない存在だ。武術監督として『悪魔を見た』(10)、『新しき世界』(13)、『泣く男』(14)などの他に、最新作では韓国初のゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)と幅広い作品に携わる。 「一度起きたら後はどう展開するか分からない阿鼻叫喚の世界に、絶えず変化するキャラクターの心理状態を詳細に描きたかった。」

撮影監督|イ・モゲ

『グッド・バッド・ウィアード』(08)で青龍映画賞/撮影賞、大韓民国映画大賞/撮影賞、『悪魔を見た』(10)で青龍映画賞/撮影賞を受賞するなど韓国を代表する撮影監督。その他の作品に『箪笥〈たんす〉』(03)、『四月の雪』(05)、『マイウェイ 12,000キロの真実』(11)、『マルティニークからの祈り』(13)、『泣く男』(14)などがある。 「完璧に統制の取れた空間とともに人物をカメラで描くことで、劇中キャラクターが感じるもどかしさなどの感情を観客にそのまま伝わるように気を配った。暗闇の中に同時に光が生まれるノワールの特徴を生かした構図作りに苦心した」

エンディングテーマ|Satan Your Kingdom Must Come Down

エンディングにはレッド・ツェッペリンのボーカル、ロバート・プラントの2010年作“Satan Your Kingdom Must Come Down”(バンド・オブ・ジョイ名義)が使われている。 トラディショナルなギターサウンドを背にロバートが悪魔へ語りかける歌で、本作を象徴する一曲。監督はこの曲を念頭にラストを構築していったという。