韓国映画の見どころと特徴に迫る

韓国ドラマ・映画の特徴は、恋愛もの、王朝時代の歴史ものが比較的日本人にとっては受け入れやすいようです。
過去の作品で言えば、「猟奇的な彼女」は日本でも公開され、ハートウォーミングさが人気となりました。

しかし、恋愛ものとは違いサスペンスになると韓国で製作されるドラマや映画は、相手を陥れる策略の冷徹さと、そのあまりの徹底ぶりにゾッとすることが多くあります。

映画の題材では、韓国国内では社会派映画が人気です。そのため現代の社会風刺や問題をシリアスに描く作品が多くつくられていますが、日本では韓国映画というと、ラブ・ロマンスを想像する人が多いです。

韓流映画として紹介される代表的な作品もラブロマンスが多いため、 韓流=ラブロマンスと思っている日本人からすると、社会派映画が韓国で人気というと意外に思った人もいるはずです。

また、日本と大きく違い、見所になるのが俳優のアクションシーン。
韓国では、“見せる”アクションに重点を置いているので、アクションシーンのある作品は、日本にはない迫力と見ごたえを感じるはずです。

有名映画際で賞を受賞した韓国作品も多くあります。 韓国映画の「オールド・ボーイ」は2004年に公開され、日本でもその猟奇的なシーンが記憶に残った人も多い作品です。 このオールド・ボーイはカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞しハリウッドでリメイクもされました。

「パラサイト 半地下の家族」ではゴールデングローブ賞をはじめ世界の映画賞を軒並み受賞し、特にカンヌ国際映画祭で最高賞を受賞したことは大きな話題となりました。

韓国映画はここ数年で大きく成長してきています。韓国だけではなく日本や中国でも映画関連事業は成長しているので、アジア全体で映画関連事業が育ってきたと見ることもできます。

映画も国により特色が出ます。ハリウッドでは映画はエンターテイメントとして娯楽性の強い作品が多く、ショービジネスといった雰囲気があります。

日本でいえば特撮映画や時代劇映画は、令節や会話劇などその独特さが国内だけではなく海外にも人気ですよね。

映画を作成した国や文化の特徴を理解して、これから映画作品を鑑賞すると、また違った映画の楽しみ方ができるのではないでしょうか。